セラピスト

【未経験】リラクゼーションセラピストに転職!スクールは必要?資格は?

「将来を考えて手に職がほしい」
「マッサージ好きだから仕事にしてみたい」
「施術をやってみたい」
などの理由でセラピストの仕事を希望される方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際転職活動する上で
「セラピストって資格がいるの?」
「未経験でもできる?」
「スクールに行った方がいい?」
やっぱり若くないと無理?
などの疑問も出てくると思います。

ここではセラピストに転職したい方のために、転職に向けてのやるべき事やそれについての元セラピストでもあるママセラがメリットデメリットなども合わせてお伝えしていきます。

セラピストについて知ろう!

セラピストの仕事内容

施術

セラピストのメインのお仕事はもちろん施術です!
施術の種類としては主にこちらが多いです。
・もみほぐし
・オイル(アロマ)トリートメント
・リフレクソロジー
・ドライヘッドスパ

特殊なものだと
・レインドロップ
・ホットストーン
・コルギ
・タイ古式ヨガ
・マタニティトリート
など道具を使用したり、専門的な知識を要する施術もあります。
一般的には上記の初めに上げた4つの施術を提供しているお店が多いです。

施術以外

これはお店によって違います。
セラピスが施術に集中出来るように、受付や電話対応など施術以外はすべて専門スタッフに任せるところもあれば、予約の電話からお出迎え、施術、精算、お見送りまでの一連の流れを担当者がするお店もあります。
これは求人内容をよく確認したり、記載がなければ面接時に確認するといいでしょう。
また、どのお店にいってもほとんど携わる仕事は雑用関係です。
お部屋の準備や、片付け。洗濯物やお店全般の掃除などはどのお店にいっても必須業務になることが多いでしょう。

物販

これもお店によりますが、リラクゼーションのお店でも物販はあります。
時間に対して報酬が発生する施術では売上を上げるのには限界があるので、店舗経営を安定させるために物販を取り入れている経営者が多いです。
そのため、セラピストがお客様に販売することもあります。

セラピスト業のメリットデメリット

メリット

セラピストの職のメリットは
・人に喜んでもらえる
・技術職のため身につけると一生物である
・自分で自分の体をメンテナンスできる
・就職場所が多い
・一つ習得すると他の技術も学びやすい
・自分次第でスキルアップが出来る
・独立開業しやすい

デメリット

逆にデメリットは
・体力がいる
・人の疲れをもらうことがある
・雇用形態によっては収入が安定しない
・指名がつくまで一定期間かかる
・拘束時間が長い
・休憩がゆっくりとれない
・自分で時間を作り練習しないと上達しにくい
・常に勉強する必要がある

セラピストになるためによくある質問10選

1、セラピストになるには資格が必要?

一般的によくあるもみほぐしや、リラクゼーションサロン、アロマトリートメントサロンなどで働くセラピストには資格は必要ありません
あんま、マッサージと呼ばれる施術にはあん摩マッサージ指圧師、接骨院などの治療をともなう施術には柔道整復師免許などが必要になります。

2、資格を取るメリット、デメリット

セラピストのなるためには資格は必要ありませんが、民間の認定資格で仕事に役立つ資格も沢山あるので、自分が興味があるものを見つけたらとってみるのも良いでしょう。

メリット

・その分野において自分の知識が広まる
・お客様と話せる話題が増える
・講座によっては理解が深まり施術が上手くなる

デメリット

・取得だけして満足してしまう
・資格をもっているからといって指名がとれるわけではない
・就職に有利になるわけではない

結論からいうと民間の認定資格は頑張れば自分で学べるものも多いのが正直なところです。
また、取得してもお客様がその資格を知っているわけではないので、個人的に仕事をする上では取得する必要性は感じません。
資格を持っているセラピストよりも、持っていないセラピストの方が詳しかったというパターンも多いです。
そのため資格を取るのが好きということであれば、取ると良いと思います。

3、セラピスト現場で役立つオススメの資格6つ

それでもやっぱり資格を取りたいと思うのであれば、元セラピストの意見として持っておくと仕事で使いやすいオススメの資格はこちらです。

・アロマテラピー検定
・アロマセラピスト検定
・各種リンパセラピスト資格
・各種リフレクソロジー資格
・ヘッドスパ検定
・日本化粧品検定

民間資格は今現在かなりの数があります。そのなかでも未経験者が実践でも使いやいすい資格を5つ選んで見ました。

日本化粧品検定は女性のお客様を担当する際に美容の話をすることも多いので、と知識としてもっておくとお客様と話が弾みやすくなります。
また、最近は男性のお客様でも美容好きの方も多いので、美容について話したり、教えてほしいと言われることも多いので、勉強していると信頼を得やすくなります。

4,セラピストは未経験でもなれる?

セラピストは未経験でもなれます
実際に事務員や看護師などから、転職される方も多いです。
何においてもそうですが、自分のやる気次第です。

5,セラピストへの転職は何歳まで?

こちらも自分のやる気次第なので、明確に何歳とはありません。
ただ、覚えることが多く、体力もいる仕事なので早いに越したことはないでしょう。

それでも、私の知人でも40代や50代で転職して楽しそうに働いている方もいるので、大変かもしれませんがやる気があれば何歳からでもチャレンジする価値はあります。

6、セラピストに転職するためにスクールに通うべき?

結論からいうと必要ありません
セラピストは技術職。
必要なのは施術人数です。
そのため、早く稼げるようになりたいのであれば、未経験からでも無料で研修してくれるお店もあるので、はじめはそこで技術を学び、一人でも多く施術に入ることをおすすめします。
そこで一通り学んだ後、足りないと思うものがあれば不足を補う形で通うと良いでしょう。

ただし、40歳以上で未経験からの方の場合はやはり若い方に比べてどうしても採用率が下がるので、何か一つの技術でいいのでスクールに行って身につけておくと採用されやすくなります。
おすすめは各種ボディケアか足のリフレクソロジーかドライヘッドスパが即戦力として見てもらいやすいです。

7、スクールに通うメリットデメリット

メリット

・未経験でも基本から学べる
・わからないことをすぐに解決できる
・自分の好きな技術を学べる
・人の施術モデルで練習できる

デメリット

・学んだことが採用されたお店で役立つかわからない
・求めていたものと違った
・受講費が高額である
・高い受講費でも内容が良いとはかぎらない

6の質問でもお答えしましたが、早く上達したければ早く沢山の人数を施術することが一番です。スクールでも施術はありますが、時間が限られているのでスクールだけでは足りません。
そのためセラピストになるための近道はお店に就職するです。
もし、スクールに通うのであれば、そこでしか学べない技術、知識であるならば取りに行く価値はあると思います。

8、もし通うなら、初心者がやめておいた方がいいスクール

それはオンラインスクールです。
近年コロナもありオンラインスクールの需要が高まり、リラクゼーションもオンラインのスクールは沢山あります。
しかし、セラピストは技術職です。技術を向上させるには実際に人形ではなく人の体で学ぶのが大切です。
特に初心者は人の体に触れることもはじめて、実際に筋肉やリンパの位置なども目で見て、手で触って練習しないとわからないことだらけです。
また、練習しているところを他の人に見てもらうことで、リンパや筋肉の正しい位置を教えてもらえたり、自分の体を痛めないために姿勢や立ち位置、体重移動の仕方も学ぶ必要があるので、初心者でオンラインスクールはやめておいたほうが良いでしょう。

9、初心者が通うならこんなスクールがオススメ

実技である施術練習が多いスクールがおすすめです。

施術練習は自分でしようと思うと

・モデル確保が難しい
・モデルを確保できても経験者でないと的確なアドバイスがもらいにくい
・専用ベッドがないと練習しにくい
・施術があっているかわからない
など練習は必要ですが、なかなか環境が整わないので出来る範囲で練習するしかありません。

しかし、スクールでは

・モデルもモデル経験が豊富
・講師が横について教えてもらえるので、筋肉やリンパの位置などもすぐに確認できます。
・施術だけでなく姿勢や立ち位置も見てもらえる

モデルがいて、講師がいる環境を自宅で作るのは難しいのでスクールを利用する最大メリットでもあります。
もちろん、解剖学などの座学も必要ですがこちらは自分でも勉強できるのと、実際に体を触りながらの方が覚えやすいので、実技メインで学べるスクールを選びましょう。
実技である施術練習が多いスクールがおすすめです。

10、セラピストは手荒れしやすい?

これは人によりますが、実際に私も肌が弱くよく荒れてました。
オイルやアロマの施術は常に液体が手についているのと、よく手を洗ったり、お客様の汗や老廃物にも触れるので手荒れがしやすくなります。
肌が弱くて心配な人は、直接肌にふれないもみほぐしかドライヘッドスパのお店で働くことをおすすめします。

自分に合った働き方を考えよう(雇用形態)

セラピストの主な雇用形態

正社員、パート

メリット

雇用保険や社会保険に加入できます
また、施術人数にかかわらず、月給、時給など雇用契約をした契約内容分のお給料をもらえるので安定した給与をもらえます
そのため、セラピストのなりたての人や、安定した雇用環境で働きたい方は正社員やパートで働くことをオススメします。

デメリット

安定している代わりに、沢山指名をもらったり、繁忙期などで沢山の人数を施術しても給与が変わらないということです。お店によっては指名分はプラスでつけてくれるところもありますが、数百円というところが多いので入った分だけ稼ぎたいという人にはオススメしません。

業務委託(完全歩合制)

【業務委託】とは、セラピストが個人事業主といて、お店と業務委託契約を交わして働くため歩合制になります。
お店にもよりますが、自分の売上の45%や、1分50円などお店との契約によって給与が代わります。

メリット

施術した分だけ給与に反映するので稼ぎやすいのが最大のメリットでしょう。また、自分の都合の良い日程で働けるところが多いので自分のライフスタイルに合わせたり、副業で働くことも可能です。
その他にも、契約内容にもよりますが社員ではないので店舗業務を任されることがあまりないため施術に集中できたり、個人事業主として働くので、仕事に関する出費は経費に計上出来ます。

デメリット

雇用保険や社会保険などのお店の福利厚生が受けられないので、社会保険や国民健康保険に自分で入らないといけません。また社員であれば会社で毎年行ってくれる年末調整もないので、自分で確定申告をする必要があります。
そして、一番大きいデメリットとしては収入が不安定ということです。働いた分だけ稼げるということは、閑散期で施術人数が減ったり、体調不良で休んだりした場合は給与がガクッと減ってしまうので、年間を通して計画をたてておくといいでしょう。

ただそれでも、指名をたくさん取れて顧客がついているのであれば、こちらの方がメリットが多いこともあるので契約内容やご自身の状態で、よく考えた上で決めるといいでしょう。

面接で見られているところ(採用者目線)

実際に私も面接を担当していた視点から、よく見ていた面をお話します。

喋り方と雰囲気

セラピストは「お客様の疲れを取りたい」、「お客様を癒やしたい」など少なからずお客様に尽くす気持ちや、奉仕の精神が大切です。
それがない人はしょっちゅうクレームをもらったり、続かない人が多いです。

そういった部分は喋りかたや雰囲気で出やすいのでよくみていました。
とくにこうでないといけない!や押しつけがきついタイプなど、相手の話に聞く耳もたないタイプは採用しません
どの仕事でもそうかもしれませんが、素直な姿勢の方が一番採用したいタイプです。

セラピストになりたいと思ったきっかけ

きっかけの内容自体はあまり関係ありませんが、セラピストに対してどういうイメージを持っているかを知るためには、わかりやすいので良く聴いていました。

そして大切なのは、なりたいと思ってからの行動です。
お店としてはもちろん研修はしっかりしますが、研修中は売上が出ないため一日でも早くデビューしてほしいのが本音です。
しかし、セラピストは技術職なので言われたことだけするような受け身すぎる人は、覚えや上達が遅い人が多いので採用したくありません。

例えば本を買って自分で練習しているや、今の時代はYouTubeなどでも施術の仕方などを発信しているチャンネルもあるので、それらを見て家族や友人に練習させてもらっているなど、少しでも自分で行動している人に魅力を感じます

職歴(一つ一つの仕事の期間

これはセラピストに限ったことではありませんが、1つの職場が半年~1年未満ばかりの人は、お店側からすると同じくらいの期間で辞められてしまうかもしれないという懸念があります。
セラピストの半年はほとんどの施術を覚えた頃、一年経つと施術だけではなく業務全般を1人でも任せられるようになります。
逆に言えば、一人前にするために最低でもそれだけかかるということです。
そのためお店としては半年、1年で退職されると今までの教えていた時間が無駄になってしまうことから、短期間で転職を繰り返している人は、わたしが面接官であれば採用しません。

手荒れの有無

こちらは採用したいなと思った方にも必ず聴いていました。
手荒れをするから無理だろうということではなく、本人が続けられそうか?という視点から見ています。

私自身肌が強くなかったため、現役で働いているときはかなり手荒れが酷く、良く皮膚科にも通っていました。
手荒れは一度でだすと、なかなか完治が難しく、むしろ悪化していくことも少なくありません。
また、角質がめくれて施術中に滲みてしまったり、ひどくなって痒みがでたりすることで、少なからずストレスも溜まります。
そのため、面接時に肌が弱いか確認をして申告があった場合、手荒れが起こる可能性を本人に伝え、それでも本人が働きたいということであれば採用はします。

お店としても、セラピストの手は大切な商売道具です。
出来る範囲で手荒れをしないように対策をしていますが、それでも荒れてしまうこともあるので、セラピストになることを考えている人は、ぜひ手を大切にしてくださいね!

まとめ

セラピストへの転職にむけてまとめてみました!
基本的な大切なところは他の業種と同じところが多いです。

最後にアドバイスするならば、自分の条件に合う求人を見つけたら面接までに、そのお店に施術を受けに行ってみてください。
そこでお店やセラピストの雰囲気、メニューの内容、お客様の層などをみておくと入社してからの、ギャップが少なく長く続けやすくなりますのでオススメです。

皆様が良き職場とご縁がありますように。