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マニュアルはなぜ必要?一人でも作った方が良い?リラクゼーション&エステのマニュアル作成。

リラクゼーションやエステを独立してオープンする時、まず一人で個人サロンとして始める方は多いのではないでしょうか?

経費や固定費、人件費と利益を考えた場合、お店が軌道に乗るまでは一人で頑張ろう!
一人でオープン準備は大変ですが、その反面自分のお店を持つという新しい挑戦にわくわくしますよね。

そうしてオープンを迎えバタバタしながらも、充実した日々を送って2,3ヶ月して落ち着いてきたころ、そういえばマニュアルってないなぁとふと思い浮かぶ時があるかもしれません。

この調子でいけば、来年ぐらいには誰か雇えるかな?

マニュアルはその時か、もっと人数が増えてからでいいか。
と思っていませんか?

しかし、それでは遅いかもしれません。
これはあくまで私の個人的意見ですが、マニュアルは一人の時から作った方が良いと私は考えます。

もしくは遅くても、一人雇うまでには、マニュアルの基本は作り終えていることをオススメします。

その理由は下記でお伝えします。

そもそもマニュアルはなぜ必要?

お店を経営していく中でマニュアルは必要と思いつつ、正直めんどくさいですよね。
口頭で伝えれば良いし、なくても大丈夫じゃない?

そう思うのはすごくわかります。
私も実際マニュアルを作成する時は、何度途中で辞めようと思ったか・・・

でもやっぱり完成すると、すごく助かるのがマニュアルです。
マニュアルはお店のコンセプトやルールを文章に見える化したもの。
なにか判断に困ったときも、マニュアルを素に考えることが出来ます。

特に自分以外のスタッフがいる場合、マニュアルがないとスタッフによって言う事が違ったりサービス内容が違う等の現象が起き、スタッフの間で混乱が起きたりお客様化からのクレームの原因になったりします。

そこで全員が共通して同じルールを認識出来るのが、マニュアルです。

マニュアルを通して全員が同じルールを把握することで、トークも動きも1つのお店として統一感を出すことが出来、お店のブランド作りにも効果的です。

マニュアル作りは大変ですが是非作ってみてください。

リラクゼーションで一人経営でもマニュアルは必要?

マニュアルは一人で経営するときも作ることをオススメします。

オススメの理由としては経営方針がブレる事を予防出来るからです。

一人で経営していると、良くも悪くもお店の全てのルールは自分次第です。
何か起きた時に、臨機応変にルール変更出来るのはメリットでもありますが、逆に毎回臨機応変にルールを変えるということは、お客様側にとっても「言えばなんとかしてくれる」というお店側としてはあまり嬉しくない思考が出来てしまいます。

それが個人経営の良いところと言えばそうですが、長い目で見た時に一人だからこそお店のルールを明確にしておくことで、一人でも無理せず経営が続けやすくなります。

逆に一人だからこそ、お客様を育てることが大切となります。

お客様もお店のルールを覚えて協力してもらえることで、お客様自信も利用しやすくなったり、自分自信も対応しやすくなるので、一人でもなるべくマニュアルは作っておくのがオススメです。

また、自分への戒めにも効果があります。
例えば営業時間や、服装、身だしなみなど自分しかいない場合、誰も注意してくれません。ちょっとぐらいOPENが遅れても、身だしなみもこれぐらいで大丈夫か、など慣れとともに気が緩んでくるので定期的にマニュアルを見て、OPEN当初の気持ちを思い出し気を引き締めることができます

また、マニュアルは一回作ったら変更出来ないということはありません。
むしろ接客しながら、動きにくい導線があったり、やってみたものの何かおかしいというところも出てくると思います。

そのため、特に初めのころは定期的に見直す日を作って改正していくことで、お店にとってもお客様にとってもよりよいマニュアルが出来るので、少しづつでも作ってみてください。

初期でも決めておくと良いお店のルール

じゃあ、一回試しに作って見ようかなと?思ったのは良いけれど
でも、何から決めればいいの?


そこで最低でも初めに決めておくことをおすすめする項目はこちらです!

基本情報
1、お店の理念、コンセプト
2、営業日、営業時間、最終受付時間
3、お店までの道案内方法
4、予約の入れ方(インターバルの時間)
5、コースの来店から退店までの所要時間
(例 60分コースの場合 準備の時間を入れて60分? 準備の時間を入れず施術だけで60分?)
6、遅刻・キャンセルポリシー
7、予約方法
8、支払い方法

基本のマナー、接客ルール
1、服装、履物、髪型、メイクなどの身だしなみ
2、爪のお手入れ方法、長さ、ネイルの有無(手・足)
3、話し方、言葉使い(お店のイメージに合わす)
4、お辞儀の仕方

店舗管理
1、レジの使用権限
2、鍵を管理する人
3、釣り銭準備や売上保管をする人(金庫を開ける権限を持つ人)
4、日報作成の有無
5、OPEN、CLOSEのすること、やり方
6、清掃場所、清掃方法(場所によって毎日、週一、月一、年一などの頻度、清掃道具の種類等)

接客(トーク&動き方作成)
1、電話対応
2、お出迎え
3、カウンセリング
4、部屋へご案内
5、お着替えなどの説明
6、施術中のタオルワーク
7、終了後のお仕上げ方法
8、退出方法
9、ドリンク入れ方
10、会計
11、次回予約の取り方
12,お見送り(どこまで見送るのか、お辞儀のタイミングなど)

接客や施術に関するルール
1、施術時間によってのオイルなどの使用量
2、部屋のセット、リセット方法
3,施術方法(全員統一?自己流は有りか無しかなど)
4、各コースそれぞれのタオルの使用枚数やホットタオルの使用本数



いかがでしたでしょうか?
マニュアル作りはとても大変ですが、一度作ってしまうとあなたの助けになり役立つアイテムです。

また、作成の際に実際の接客しているところなどの動きがある場所は、誰かに協力してもらい、先に動画を撮ってから文字起こしをするというのもオススメです。

撮った動画は新人教育に使えますし、トーク作成の際も見ながら文字起こしをするだけなので、考えながらするよりも早く終わるのが動画の良いところです。

ぜひ作って見てくださいね!